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本日休廊 / 作品がお手元に届くまで 

 

ギャラリーカメリアは通常、火曜日~日曜日の12時オープン、19時までの営業で、月曜休廊です。展覧会や、各種イベントの内容により変わることもございますが何卒ご了承ください。

        

カメリアがおやすみだったとしても、カメリアの入っている銀座奥野ビルの中には、同じフロアのギャラリーNayutaさんをはじめ、1階には、かっこいい靴の修理屋さんや、Y's ARTSさん(アンティークとギャラリー)、かっこいい眼鏡やさん、3階は、ギャラリー巷房さん、中松商店さん、4階のギャラリーオフィスイイダさん、作家物の服飾雑貨など販売するHM(エクリュエム)さん、ビンテージ萬年筆を扱うユーロボックスさんなどなどなど、いつ訪れても個性的で魅力あふれるお店が待ってますのでご安心ください。ご存知の方も多いでしょうが、手動式エレベーターのある昭和7年建築という趣のある建物は訪れた数だけ発見があるでしょう。    

 

さらに界隈のおススメスポットは、…と語り始めると止まらなくなりますので続きはいつかギャラリーで。

    

本日は普段お見せすることのない裏方作業、作品がお手元に届くまでのお話を少し。

 

 

(画像クリックで拡大表示されます) 

展覧会は、額装済の作品だけで空間構成することはカメリアでは少なくて、キャンバスのままの作品や、版画・写真のシート、立体、半立体などをさまざまな形態で、展覧会テーマに合わせて作家とともに空間づくりをします。ギャラリー空間の全てがひとつのキャンバスであり額縁であるという感覚です。

   

展覧会をご高覧いただき、作品を気に入っていただけたらご購入いただけます。飾るスペースがない、小さなお子様やペットに壊されてしまいそう、などお悩みがあってもご相談ください。

   

ご自宅でお飾りいただく場合、湿気や埃、直射日光(紫外線)にご注意いただきたいのはもちろんなのですが、お忙しい日々の暮らしのなか、作品保管のことだけに神経を配れませんから、なるべく扱いやすいかたちでお届けしたいと思っております。

    

剥き出しのキャンバスの場合、黄袋に入れるか無酸の紙で包み、さし箱またはかぶせ箱でお渡しいたします。

本来黄袋は、着物や陶磁器などを包むために用いていた、防虫・防腐・殺菌の効果があるウコン(鬱金=ターメリック)で染めた布でつくるものですが、残念ながらカメリアでお付けするのは、色が黄色いだけの布でおつくりした袋です。効果のほどは認められませんが、配送中の衝撃をすこしでも和らげ、そして手にしたときのワクワクは感じていただけるはずです。保管状況によっては湿気を溜めてしまうこともありますし、キャンバスの大きさや状態、梱包の仕方によってはお付けしません。

    

額装は、ご予算そしてお部屋との相性でご相談承ります。展示金具についてもご相談ください。お客様と一緒に額縁選びに行くこともあります。   

オススメは小伝馬町・ルーニーさん。種類豊富でセンスがよく、とても親身に相談に乗ってくださいます。現在はオンライン・チャットでのご相談も受け付けていらっしゃいます。 

私は神保町の老舗・文房堂さんにお願いすることが多いです。作品を持参し、額やマットのサンプルと組み合わせて決めます。 

文房堂さんは日本で初めて日本製の油絵の具を製造販売、大学ノートや五線譜も製造販売されました。建物ファサードは大正11年の面影を残し、趣がありますよね。ギャラリーやカフェ、絵画教室もあり、古本屋めぐりのお供にも、とても楽しいところです。 

上野毛のSUGA ARTさんもオススメで、20号以上の大きめのキャンバスはこちらにお願いします。美術館や大きなコマーシャルギャラリーの額装も請け負う方で、お客様のお飾りいただく場所の状況で的確なアドバイスをしてくださるのも頼りになります。一点一点手づくりで、フレームを作成してから塗装しますので、継ぎ目が全く見えず、塗料でフチのエッジが優しく滑らかになるのが萌ポイントです。(すべてがそうとは限りません)

     

 参考写真:白い額縁に水色の作品(縦530*横730mm・平体文枝作品)

    

作家さんそれぞれに信頼を寄せるフレーマーさんがいたり、額や画箱を巧みに自作したり、桐箱を用意する場合もございますので上述は一例です。

  

版画や写真作品など、シートでのお届の場合は、私がカルトンを自作いたします。今回は何色にしようかな?と楽しい作業ではあるのですが、プロの職人のようにはいかず、「あ”ぁ”---っっ(>_<)」と叫ぶ夜もあります。梱包用の紙や糊は無酸のものを使用いたしますが、剥離や破損の心配のない小さく丈夫な立体作品や、すぐにお飾りいただく、ご自身で額装するなどの場合は簡素な緩衝材程度の梱包の場合もあります。いずれの場合も、作品証明書と展覧会DM、保管に便利な画箱用シールをおつけいたしますので、作品は末永く大切にお持ちください。独自に作品証明書を作成されている作家さんも多く、貴重ですので戴くと嬉しいですね。

また、美術館で展覧会を開催する際に、作品借用のお願いをする場合がございます。そのときは是非ご協力いただけましたら幸いです。展覧会図録に個人蔵とか、謝辞とか載るアレですね。カメリアでは滅多にないですが凄く嬉しいものです。

  

お求めいただいた後に、作品にキズがついてしまったり変色したりなど、気になることがございましたら、何年経っても、いつでもご連絡ください。できる限りの対応をさせていただきたいと思います。  

 

 

マケ : 文房堂さんの大学ノート

  

  

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